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Archive for November, 2008

(写真1:下級部隊における儀じょう隊の制服。一見わかりづらいが布地は薄く質はよくない)
(写真2:兵・下士官の勤務服。この写真では憲兵(Kiem soat Quan su)用の着装)

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 (↑ 陸軍士官の制服(将官と佐官の官給品)に差はない。肩章は少将、襟章は将官を示す。個人名を記したプレート、各種勲章の略章、首都軍区関連の徽章を装着)
 (↑ 陸軍少将の肩章と礼服用襟章等を装着)
  写真はいずれも94式士官用制服です(通常勤務服と礼服)。官給品は佐官、将官共用です。もちろん個別にオーダーできるようになっていますので、体格の大きい軍人や将官などは生地のよいソ連製ガバディン地を使った制服を着用しています。なお、制服の右胸には2005年から氏名を刻印した名札の着用が義務付けられました。また、公式行事の際には左胸に勲章や略綬、各種徽章もつけます。見た目からもかなり以前のスタイルと変化している様子が伺えます。
  ただし、名札や略綬のピンは現物をみるとわかるのですが、衣服につけにくい構造になっています。したがって、針を刺す位置が少しずれるだけで名札や略綬が定位置に定まらず、胸ポケットのふたにかかってしまいます。また、左胸につける勲章を他人に見え易いようにしたいと思うと略綬と勲章がぶつかり邪魔になることから、略綬を左胸ポケットのふたにつける将軍もいます(本来はポケットの真上につけるはずなのですが)。そうした技術的な問題があるため、国防大臣ですらも、自分なりにやりやすい位置を決めて勲章類をつけたりしているようです。要するに、まだ完全な意味での「規律」意識の徹底には至っておらず、そうしたことをさほど気にしないという雰囲気があるのです。
(↓ 陸軍士官用夏服…基本的デザインはソ連や東独式を踏襲。肩章は大佐、合成兵科の襟章を装着)
(↓ 海軍士官用夏用礼服…基本的デザインはソ連や東独式を踏襲。肩章は海軍中将、礼服用襟章等を装着)

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