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Archive for November 7th, 2008

(写真1:46年時に制定されたエポレット式の大将の肩章…Cấp hiệu Đại tướng thời năm 46)(写真2:ベトナム戦争中の少尉の襟章…Phù hiệu Thiếu úy thời chiến)
  1944年12月にベトナム人民軍の最初の前身部隊が設立されて以後、人民軍は何度もその名称を変えてゆきました。その過程で軍装に関する規定も設けられてゆきますが、軍装より階級制度の規定が先に公布されました。1946年3月22日に、ベトナム民主共和国国家主席令(大統領令)の下で、初めての階級規定が公布されたのがそれです。この時、兵は2階級、下士官は3階級、尉官から将官までは各3階級が決められました。この当時の軍服はフランス軍のようにシャツにエポレットがついたものが想定されてため、階級章も肩にはめ込む形状がデザインされました。しかし、実際にはごく一部の指導者を除いて使用されることはなかったため、いつしか階級章がない軍隊といわれたようです。
  ちなみに、48年11月、ベトナム民主共和国は軍人に対する最低限の生活費と諸手当ての支給を決めた政令を公布します。生活費は階級を問わず一律支給でしたが、諸手当は二等兵から大将までおおままに区分されていました。
  階級制度が全軍レベルで普及したのは58年でした。その際に「上尉、上佐、上将」が新たに加えられます(上佐のみ83年廃止、92年復活)。海軍の場合、提督(=上将)、副提督(=中将)、准提督(=少将)の階級が81年12月に設けられました。
(写真3:2003年以前の大将の肩章と襟章…Cấp hiệu và phù hiệu Đại tướng trước năm 2003)
(写真4:工兵少佐の結合襟章…Phù hiệu kết hợp của Thiếu tá Điều tại Hà Nội)
(写真5:海軍中将の肩章と襟章(礼服用。将官は金色。)…Cấp hiệu và cành tùng của Trung tướng Hải quân)
(写真6:組立て前の少尉の階級を示す肩章と工兵襟章。星や銀すずなどのアルミ状の軽い各パーツは先端がとがっており、これを台座に突き刺して使用する。)

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