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Archive for November 14th, 2008

 (↑ 陸軍士官の制服(将官と佐官の官給品)に差はない。肩章は少将、襟章は将官を示す。個人名を記したプレート、各種勲章の略章、首都軍区関連の徽章を装着)
 (↑ 陸軍少将の肩章と礼服用襟章等を装着)
  写真はいずれも94式士官用制服です(通常勤務服と礼服)。官給品は佐官、将官共用です。もちろん個別にオーダーできるようになっていますので、体格の大きい軍人や将官などは生地のよいソ連製ガバディン地を使った制服を着用しています。なお、制服の右胸には2005年から氏名を刻印した名札の着用が義務付けられました。また、公式行事の際には左胸に勲章や略綬、各種徽章もつけます。見た目からもかなり以前のスタイルと変化している様子が伺えます。
  ただし、名札や略綬のピンは現物をみるとわかるのですが、衣服につけにくい構造になっています。したがって、針を刺す位置が少しずれるだけで名札や略綬が定位置に定まらず、胸ポケットのふたにかかってしまいます。また、左胸につける勲章を他人に見え易いようにしたいと思うと略綬と勲章がぶつかり邪魔になることから、略綬を左胸ポケットのふたにつける将軍もいます(本来はポケットの真上につけるはずなのですが)。そうした技術的な問題があるため、国防大臣ですらも、自分なりにやりやすい位置を決めて勲章類をつけたりしているようです。要するに、まだ完全な意味での「規律」意識の徹底には至っておらず、そうしたことをさほど気にしないという雰囲気があるのです。
(↓ 陸軍士官用夏服…基本的デザインはソ連や東独式を踏襲。肩章は大佐、合成兵科の襟章を装着)
(↓ 海軍士官用夏用礼服…基本的デザインはソ連や東独式を踏襲。肩章は海軍中将、礼服用襟章等を装着)

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(写真1:94式士官用夏服)
(写真2:94式士官用冬服)
1994年3月26日、軍服の94式新式モデルが国防省から公表されます(国防省第167号決定)。これは82式を用いた時期とは異なり、経済環境に影響されずに全国どこでも同じ生地と規格で製作された軍服を着用することを目指したものです。この段階から、人民軍は軍人の意識の近代化を進めるための第一歩を歩み始めたといえます。
(写真3:94式女性士官用)
(写真4:94式兵・下士官用)

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