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Archive for the ‘ベトナム人民軍 記念品・贈答品’ Category

ベトナム人民海軍 Hải quân quân đội nhân dân Việt nam / Quân chủng Hải quân

  かねてからの南シナ海における対中脅威を受けて、ベトナム政府は海上主権の防衛力整備のために必要な整備を進めてきました。とはいえ、その進度は経済力の問題などから決して早いとはいえず、特に海上防衛を直接つかさどる海軍力増強は貧弱なままでした。しかし、ベトナムは2020年までに潜水艦艦隊(キロ級潜水艦・旅団レベル)を編成し(購入先はロシア)、その数は6隻と見込んでいます。ロシアは2014年から随時引き渡しを行う予定のようです。さらに、ベトナム海軍は海軍航空隊の整備も行っています。
 下記の写真は(1枚目)士官用冬用制帽、そして軍服の右胸に着装が決まったばかりの胸章です。(2枚目)胸章をアップしたものです。(3枚目)ベトナム海軍司令官の「礼装用」制帽です。これは将官用です。控えの車中に置かれたものを断りをいれて撮影しました。将官用は帯の部分に文様が施され、バイザーの下地はコーディユロイなど特別仕様です。(4枚目)訪日時の視察先で撮影したものです。

 

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 ベトナムにも互いに土産の交換、記念品の贈呈の習慣があります。人民軍の場合も然りです。ただし、これまでは経済的な事情で予算計上できないこともあり、(例えば、上級指導者が部隊訪問する時なども含めて)交わされる贈答品も、前線でのホーチミンをモチーフにした、ありきたりの漆絵や、一般家庭で使用される茶器セット(中国製)、陶器の皿などといった日常的なものばかりでした。
 しかし、この数年の傾向を見ると、経済・社会の全般的な発展の影響を受けて軍での贈答品や記念品の有り様もかなり変化していることがわかります。ことに、国防省のロゴ入り記念品などは市販こそされてはいませんが、他の省庁や政治・社会団体などでは当たり前になりつつある品々と同等のものを購入しているようにも思われます。一頃の「軍人と学生は貧乏の代名詞」といわれた時代から次第に脱皮しつつあるのが、現地での実感といえるかもしれません。
1枚目のプレートは、現在はハノイに編入された旧ソンテイ省バヴィ群地区の入隊日の30周年を記念して評議会が製作したと思われるプレートです。2005年のものなのでそれほど古くはありません。
 2枚目の写真は国防省総参謀部行政管理局が製作した筆立てです。年次の印字はありませんが、プレートと同様に陶器でできています。
 3枚目は茶器セットの内、急須のみを提示しています。実際にはこれに複数の小さな湯のみ茶碗がついています。こちらは第93工兵大隊の記念品として作られたものです。
 4枚目は陸軍防空局設立30周年記念の置物です。2009年のもので、本ブログで紹介されている『人民軍綿入りベスト』を提供してくれたクィー氏から戴きました。
 5枚目はホーチミン市一帯を管轄する第7軍区設立60周年(2005年)を記念した置物です。4枚目と同様に硬質プラスチックを用いた高級感溢れる仕上がりになっています。ホーチミン市在住の某少将から提供していただきました。
 6枚目は国防省が対外的な手土産として製作した財布とボールペンです。いずれも中国製と思われます。7枚目は総参謀部の刻印が入ったプレートです。いずれも2010年以降のもののようです。

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